生きた証が森になる
人と自然の営みの中で育まれた生態系を守り、
草花や木々とともに、多様な生きものたちを
育んでいくためには人の手が欠かせません。
大阪北摂霊園では、園内に広がる豊かな森そのものを墓地として活用し、
自然環境を守りながら、50年先、100年先へ
美しい森を保全していきます。
皆さまの生きた証が森をつくり、皆さまの生きた証が森になる。
私たちは「北摂の樹木葬」と呼んでいます。
-
冬の大阪北摂霊園
1月20日の大寒を迎え一年でもっとも寒い時期となりました。22日夜からこの冬一番の寒波がやってきて全国的にも大雪で立ち往生もあり大変でした。大阪北摂霊園でも雪… -
1年のはじまり
2024年が始まりました。みなさま、本年もよろしくお願いいたします。大阪北摂霊園では先日、雪がちらちらと舞っていました。樹木は葉が落ちて寒そうにも見えますが、光… -
よいお年を
2023年も残すところあとわずかとなりました。あっという間に過ぎたように感じますが、せっかくなので振り返ってみたいと思います。桜が咲いた4月猛暑だった8月紅葉が見… -
ふゆじたく
今年は12月でも暖かい日が続きましたが、先日は冷たい風が吹き、その寒さが身にしみ、冬の訪れを感じました。 大阪北摂霊園の樹木たちも葉を散らし、すっかり冬… -
秋の余韻と共に
今年は週替わりに寒暖差が大きく、10月のモミジも色づきがまばらでしたが、樹木葬墓地のモミジたちも、秋を惜しむように赤く染められていました。(樹木葬墓地)(樹木… -
秋から冬へ
11月に入ってから空気がぐっと冷たくなり、暦の上では「立冬」も過ぎて冬のはじまりのようです。年々秋が短くなっている気がしますね。霊園に入ってすぐの樹木葬エリア…
誕生の物語
ー ドイツ型樹木葬との出会い
大阪北摂霊園の開園(1973年)から半世紀が経とうとしています。
時代とともに墓地へのニーズも大きく様変わりしてきました。
旧来は先祖代々引き継ぐかたち、石のお墓が当たり前でしたが、これまでとは異なる形態のお墓も求められるようになってきています。
北摂霊園でも新たなカタチの墓地を求める方々の声に耳を傾け、墓石の建立や墓じまいの心配のない「樹木葬」の導入を検討開始しました。
北摂の樹木葬
北摂の樹木葬「木もれびと星の里」には、樹木葬を希望される方々のために二つの願いを込めました。
一つ目は、樹木そのものを墓標としていただきたいという願いです。「いのち」が潰えても、美しい森の一部となって、木もれびのように優しく家族を見守っていきたいという思い。自然に還りたい、キラキラとした葉もれびのようでありたい、という思いに寄り添いたいと考えました。二つ目は・・・
ドイツ型樹木葬の特徴
ドイツ型樹木葬では郊外の森林を利用します。森林の木々をそのまま墓標とし、その根本にご遺骨を埋葬します。家族で使う木や、友達と使う木があり、木の根元の周りに埋葬するのが主流です。森全体のどこに埋葬されているかわからないというお墓もあり、個人個人のニーズに合わせた選択ができるようになっていることも特徴です。
北海道大学 上田先生がご紹介する「ドイツ型の樹木葬」
ドイツの樹木葬墓地は、2001年にヘッセン州のラインハルトの森(通称、メルヘンの森)の一角に誕生しました。グリム童話の舞台として観光地でもあるこの美しい森に、ドイツで最初の樹木葬ができたのは象徴的です。まさに、「お墓参りをピクニックに」というモットーに最適の場所だったと言えます。
樹木葬のランドスケープ計画(霜田先生/樹木葬エリア設計)
風景・ランドスケープというのは、地域に培われた時間、空間の拡がり、それを眺める人間の間に立ち現れるイメージであるといえます。どんなに美しい山並みや水辺があっても、それを眺める人間の存在がなければランドスケープはありません。人間がある地点に立ち、対象空間を眺めることで人は「風景」をイメージします。