冬枯れの森

2月の初旬、一年で一番寒い時期ですね。
みなさま、体調を崩されていませんか?

冬枯れの森を散策してみました。
冬の森なんて葉っぱもないしつまらないと思っていませんか?

森の中から空を見上げてみましょう。

樹木たちがたくさんの葉っぱをつけるために
どれほどたくさんの細やかな枝を伸ばしているか。

冬の楽しみは何といっても樹木の枝ぶり
葉っぱがある時期には葉っぱに隠れて見えませんが
冬なら丸見えです。
枝ぶりにも樹木の個性が表れています。

古い切り株を見つけました。
なんと切り株の根元から若い小さな若い枝が3つも伸びていました。
こんな姿になっても根っこはまだ生きているのですね。
その生命力に感動しました。
また大きな木に成長するといいな・・・

落ち葉達も何度も雨に打たれ、雪に埋もれ、日が当たって
を繰り返しているうちにしわくちゃになってきました。
秋の落葉直後に見た姿とはまた違います。
こうやってだんだん土に還ってゆくのですね。

落ち葉に伸びる樹木の枝の影もまた趣があります。

風もなく日差しがあるので少しベンチで休みましょうか。

次に見つけたのは・・・

コケ達も潤いが足りない様子。
雨の季節が来るのをじっと待っているようです。

樹皮に生えたコケに生えるこんな植物も発見。
ツル科植物のようで樹皮のあちこちに広がっています。

天の川エリアへと足を延ばしましょう。

冬の芝生はやっぱり枯れて茶色の絨毯だよな~と眺めていたら
「!!!」
「なんか緑色のものが見える!」
ということで近づいてみると
あちこち地面にへばりつくように背の低い草が生えています。

さらに近づいて観察すると

なんともかわいらしい花が咲いています。
ほんとに小さくて
地面に顔を近づけてみないと見落としてしまいそうな花です。

少し前に「森を再生する天の川」を紹介しましたが
まさに今ここで森の再生が始まろうとしています。
何もなかったところに初めて自然に生えた植物たちです。
みなさんも「木もれびと星の里」にお越しの際は
再生の瞬間をお見逃しなく。
雑草が生えてる、ではなく森が再生してゆく過程なので
優しく見守ってあげてください。

「木もれびと星の里」の樹木でいち早く花を咲かせる
コブシの芽が大きく膨らんでいました。

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