お彼岸が近づくにつれ暖かな日も増えてきましたね。
スプリング・エフェメラルという言葉をご存じでしょうか。
直訳すると「春の儚いもの」
「春の妖精」とも呼ばれています。
春本番前の早春時期にいち早く花を咲かせ
他の植物が生い茂るころには葉を落としたり成長をやめ
次の早春まで休眠してしまう植物群のことをいいます。
カタクリやニリンソウが有名です。

この冬は寒い日が多かったですが
木もれびと星の里にも春の妖精たちが現れていないかと
園内を散策してみました。

見つけました。小さな妖精たち。

ここにも。あそこにも。

杉林を伐採した天の川エリアや付近の新植エリアは
日当たりがよく小さな草花がたくさん育っています。

大人になるとこんな風に草花をしみじみ観察することがないので
童心に帰ったようで新鮮で楽しいです。

こちらは仮面ライダーの胸板みたいに葉の表面が凸凹していて
しかも産毛まで生えています。
「草」と一言で言っても色んな形の葉をしているものですね。

早春の頃、葉っぱがない森の木々の枝の先が赤く見えるのをご存じでしょうか。
これは「赤芽」と言われるもので
木々の新芽が赤色帯びているため、たくさん集まるとこのように見えます。
ヤマモミジの芽吹き

コナラの芽吹き

クヌギの芽吹き

ヤマザクラの芽吹き

開花が待ち遠しいコブシの芽吹き

木もれびと星の里の春は都会よりちょっぴり遅いですが
もうそこまで来ています。