「キツネノカミソリ」

うだるような暑さが続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。


毎朝、阪急北千里の駅から自動車に乗り換えて、30分ほどかけて現地事務所へ通勤しています。山の麓と比べると5℃近く気温が低いときもあり、たいへんありがたいことだなぁと思っています。


現在、お盆へ向けて、生垣の剪定や芝生の刈込み、通路のお掃除を行っているところです。樹木葬墓地においても、できるだけ自然の営みにまかせながら、墓参しやすいように墓参路周辺の雑草の刈込を行ったりしています。

先日、樹木葬墓地内を巡回していると、ふとオレンジ色の群生がひっそりと花咲いているのを見つけました。

「キツネノカミソリ」
 ヒガンバナ科の多年生の球根植物。明るい林床や林縁などに自生する。狭長の葉を球根から直接出して球根を太らせ、盆(8月なかば)前後になると花茎を 30〜50cmほど伸ばし、先端で枝分かれした先にいくつかの花を咲かせる。雌雄同花で花弁は橙色が6枚。葉の形や花と葉を別々に出すところ、有毒植物である点ではヒガンバナと共通するが、花の形および葉と花を出す時季は異なる。(ウィキペディアより一部抜粋)

キツネノカミソリは、花を「狐火」、葉を「日本剃刀」に見立てた名前。
昔、正体の分からない明かりは、キツネが口から吐き出す「狐火」と信じられていた。
森陰の何もない場所に突如現れる、葉のついていない炎のような花は、「狐火」に見立てられた。キツネノカミソリの葉は、先が丸みを帯びた線形で、日本剃刀の刃に似ている。そのように見立てられた、花の「キツネ」と葉の「カミソリ」を合わせて、「キツネノカミソリ」という名になったとのこと。

秋の彼岸の「ヒガンバナ」はたいへん有名ですが、お盆の「キツネノカミソリ」は知りませんでした。霊園へ向かう道路沿いにも所々に群生しているようです。

なお、猛暑対策として、献花台に日よけを作成し、水を張るようにしました。
墓参の際には山火事のおそれがありますので、ロウソクの使用はご遠慮ください。また、線香立ては設置しておりませんので、香炉等をご用意いただき、お帰りの際にはお持ち帰りください。
どうぞ車の運転には時間に余裕をもって気を付けてお越しください。

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